2008年11月27日木曜日

【支援のお願】タイ・ビルマ国境の難民・移民へ

長年、タイ・ビルマ国境の難民・移民を支援している団体・日本ビルマ救援センター(BRCJ)から、タイ・ビルマ国境のビルマ難民、移民のために活動している医療関係機関から、支援依頼が届いているとのご連絡をいただきました。

皆さまのご協力を、どうぞ宜しくお願いいたします。


PFB事務局

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皆さま、

日頃より日本ビルマ救援センター(BRCJ)の活動にご理解とご協力を賜りありがとうございます。
BRCJはタイ・ビルマ国境のビルマ難民、移民支援の活動を行う際に、現地の支援機関やNGOと連携を取っています。この度下記の医療機関関係者よりその現状報告と支援依頼をいただきました。皆さまには、これらの医療機関に頼らずをえないビルマ難民、移民の状況をご理解いただき、活動維持の基金にご協力いただきますようにお願い申し上げます。


1.メータオ・クリニック (メソット地区)
http://www.maetaoclinic.org/(英文)
メータオ・クリニックは、1988年、軍事政権による民主化運動弾圧のさなか、ビルマ/ミャンマー国内からのがれてくる人々を救うためにタイの国境のメソットという町の、小さな掘立小屋から始まりました。その設立者である、カレン族出身の女性医師シンシア先生は当時また20代でした。
 現在、このクリニックは内科、外科、産婦人科、小児科病棟を備え、患者の治療を行うほか、移民や難民など、多岐にわたる活動を積極的に実施し、15万人以上にも及ぶビルマ・タイの国境住む人々を支え続けてきました。
しかし、サイクロン被害、孤児の流入等、クリニックを取り巻く状況はますます深刻化してます。
シンシア先生は、その功績により、欧米、日本からも数々の賞を受賞しています。2005年には、ノーベル平和賞にもノミネートされています。
(NGOメータオ・クリニック支援の会HPより)
http://www.japanmaetao.org/about.shtm
メータオ・クリニックは長年国際NGOの支援により、難民や移民への医療活動を無償で行ってきました。また、難民キャンプでは孤児の支援、移民学校の支援も行っています。しかし、昨今の経済状況から、国際的な支援を継続して受けることが難しくなりました。今後もメータオ・クリニックの活動を続けるために、日本の皆さまに支援のご提供を心よりお願いいたします。

◆支援金送金方法
ご支援を希望されるかたは
NGOメータオ・クリニック支援の会(JAM)のHPから会員登録をお願いします。
JAMから送金の方法をご案内させていただきます。
http://www.japanmaetao.org/index.shtm


2.クリスチャン病院 (サンクラブリ地区)

クワイリバークリスチャン病院は1961年当院開設当時より実施してきた貧困移民・難民に対する無料診療提供を継続しています。患者の財政状況に関わらず、医療ケアを必要とするすべての患者に、医療サービスが行き届き、同地区住民の健康が確保され、貧困により医療サービスを受けることが困難であることが原因による罹患・死亡を減らすことを目指しています。ビルマ国内情勢の悪化により、移民・難民数の増加と無料診療を必要とする患者の増大により圧迫された経営の運営を建て直し、同時に低賃金で十分な数のタイ人医療スタッフの確保が難しい現状によりおきている人員不足を解消するため、ビルマ人医療スタッフの雇用を積極的に進めたいと思っています。

一日平均70人の外来患者、50人の入院患者が当病院の医療を受けていますが、毎月約150人の患者が貧困のため医療費を払うことができないため、彼らに対し無料診療を提供しています。医療費免除を必要とする患者のほとんどが、家計に余裕がないため病状が深刻になってから病院を訪れるため、医療費が高額になる傾向にあります。2007年5月から10月までの半年の間で、計919人の患者、総額約178万バーツ(540万円)が無料診療の対象になりました。年間総支出の約28%が無料診療による負担になっています。また、最近起こったビルマ内での紛争により移民・難民者の数が増加傾向にあり、今後も無料診療の対象となる患者の数が増加することが予測されます。今現在財政が厳しいため、現地医療スタッフの賃金は、平均収入の約3分の一程であり、低賃金と労働条件の悪化、疎外地・居住環境の貧しさのため、必要な数の人員を確保することができていません。現在奨学金制度にて、住民から医師・看護師を育てることに力を入れていますが、彼らが職につくことができるようになるまで、今の状況で経営を続けることは困難であり、病院の縮小もしくは閉鎖を検討し始めたところです。
どうか、皆さんのお力をお借りして、この危機を乗り越えていきたいと考える次第です。ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

◆支援金送金先
1)郵便振替:
00930-0-146926 BRC-J
通信欄に「クリスチャン病院支援」とお書きください

2)りそな銀行 金剛支店
(普通)6553928 日本ビルマ救援センター
※ご住所とお名前をお知らせ下さい。領収書を送付させていただきます。

皆さまのご協力をお願い申し上げます。


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◇■ 日本ビルマ救援センター(BRCJ)事務局 ■◇
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E-Mail:brcj@syd.odn.ne.jp
URL:http://www.burmainfo.org/brcj
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