2009年8月25日火曜日

★第13回PFB総会のご案内(9/12 18時~)

【転送・転載大歓迎】
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第13回 ビルマ市民フォーラム総会のご案内
 <9月12日(土) 18時~/ 東京・池袋>

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『アウンサンスーチー氏へ有罪判決!―最新のビルマ情勢報告』

「戦後の日本とビルマ関係をふりかえる―米・賠償・ODA・関与政策―」
 ・・・・根本 敬(上智大学教授、ビルマ市民フォーラム運営委員)

「アウンサンスーチー氏へ有罪判決
 事件の経緯と国際社会の反応について(仮題)」
 ・・・・秋元 由紀(ビルマ情報ネットワーク ディレクター、米国弁護士)


★会員・非会員をとわず、どたなでもご参加いただけます。(申込不要)
★ビルマ情勢等に伴い報告の題目・内容は、変更する場合がありますが、何卒ご了承ください。
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◆日時=2009年9月12日(土)午後6時~午後8時30分
   *午後5時45分開場

◆会場= 池袋・ECOとしま(豊島区立生活産業プラザ)
        8階 多目的ホール

 *所在: 豊島区東池袋1-20-15、Tel 03-5992-7011
 *交通: 池袋駅東口徒歩5分  地図
      
◆資料代= 200円(会員)・500円(非会員)
◆定  員= 80名 (事前申込み不要/先着順)

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8月11日、アウンサンスーチーさんへの禁固3年の有罪判決(直後に1年半の自宅軟禁に減刑)は、ビルマの民主化を求める世界各国から多くの批判の声があがりました。

アウンサンスーチー氏は、過去19年間のうち13年間を自宅軟禁下に置かれてきましたが、今回の有罪判決は、この状態をさらに長引かせ、アウンサンスーチー氏の自由を奪い続けるまったく不当なものです。
軍政は来年2010年に、一方的に起草した新憲法に基づいた総選挙の実施を計画していますが、これは総選挙での『勝利』を確実にするため、国民の支持を集めるアウンサンスーチー氏の拘束を続けたいという思惑が働いたのは明らかです。
一方で、この間、ビルマ東部ではカレン民族やシャン民族が住む地域においてビルマ軍による軍事攻撃が行われ、新たに数千もの人々が家を失っています。

2010年の総選挙を前に、ビルマの平和と民主化に向けて、今、日本を含む国際社会にはどのような対応が求められているのでしょうか?

今回は、前回のPFB例会に引続き、お2人のビルマ専門家を招いて最新のビルマ情勢を報告していただきます。

前半には根本敬教授よりこれまでの日本政府の対ビルマ政策を振り返り、後半は秋元由紀さんよりアウンサンスーチーさんの起訴・有罪判決の経緯と各国の反応、米国議員訪問の効果、そして日本を含む国際社会の今後の対応につき、お話しいただきます。

初めての方でもぜひご参加ください。
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●20時半~21時までPFB総会(活動報告・会計報告ほか)を行います。PFBの活動にご関心のある方はぜひご参加ください。
●参加者に在日のビルマ人のみなさんもいらっしゃいますので、ビルマ語の逐次通訳が入ります。ご了承ください。
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【スピーカー プロフィール】
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●秋元 由紀 (あきもと ゆき)
ビルマ情報ネットワークのディレクターとしてビルマ民主化問題に関する情報提供、調査、提言を行う。2008年夏には参議院ODA調査派遣団のビルマ難民キャンプ視察などに同行した。特定非営利活動法人メコン・ウォッチでもビルマへの開発援助について調査や政策提言を継続中。著書にPost-Nargis Analysis: The Other Side of the Story (Burma Medical Association et al., 2008)、Opportunities and Pitfalls:Preparing for Burma’s Economic Transitions (Open Society Institute, 2006)、「ビルマ(ミャンマー)の開発と人権・環境問題」(季刊「公共研究」第2巻第1号、2005年)。米国弁護士。
ビルマ情報ネットワーク 
きょうのビルマのニュース 

●根本 敬 (ねもと けい)
1957年生まれ。上智大学外国語学部教授。専門はビルマ近現代史研究。著書に『アウンサン:封印された独立ビルマの夢』(1996年、岩波書店)、『ビルマ軍事政権とアウンサンスーチー』(田辺寿夫と共著、2003年、角川新書)、「(第6章)アウンサンスーチー:真理の追究」(共著『現代世界の女性リーダーたち』所収、2008年、ミネルヴァ書房)ほか、論文多数。NHKはじめテレビ・ラジオのニュース解説(ビルマ関係)も随時担当。
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★PFBでは、日本人と在日ビルマ人を対象に、時々のビルマ情勢や在日ビルマ難民の抱える問題などをテーマに、隔月で例会を実施しております。会員・非会員を問わず、どなたでもご参加いただけます。初めての方でもぜひお気軽にご参加ください。

★詳細問合せ
ビルマ市民フォーラム事務局
電話03-5312-4817(直)
FAX 03-5312-4543
E-mail: pfb@izumibashi-law.net

2009年8月21日金曜日

★Fw: [BurmaInfo] 親軍政市民団体「連邦連帯開発協会」トップ、外務省の招きで訪日か

以下、ビルマ情報ネットワーク(BurmaInfo)からのお知らせを転載いたします。

PFB事務局

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「親軍政市民団体『連邦連帯開発協会』トップ、外務省の招きで訪日」(8月19日、ミジマ)を、ビルマ情報ネットワークのウェブサイトに掲載しました。

「親軍政市民団体『連邦連帯開発協会』トップ、外務省の招きで訪日」
 2009年8月19日、ミジマ
http://www.burmainfo.org/article/article.php?mode=1&articleid=491

原文(英語)
http://www.mizzima.com/news/regional/2647-usda-secretary-to-visit-japan.html

連邦連帯開発協会は軍政の大衆翼賛組織で、2003年5月のスーチー氏襲撃事件への関与が指摘されています。2007年8~9月の抗議行動に際しても、協会員がデモ参加者を殴打、逮捕しているとの報告がありました。同協会幹部は米国の対ビルマ制裁(ビザ発禁・資産凍結)対象者となっています。


ビルマ情報ネットワーク
秋元由紀

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2009年8月20日木曜日

★今すぐスーチーさんの釈放を!デモ行進のご案内(8/23)

在日ビルマ人のみなさんより、以下、デモ行進のご案内をいただきました。直前のご案内となりますが、ご参加いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

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デモ行進のご案内

「今すぐアウンサンスーチーさんの釈放を!」
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私たち在日ビルマ人民主化活動家の団体は、アウンサンスーチーさんへの不当判決と自宅軟禁の継続に抗議し、日本のみなさんにこうしたビルマ情勢の理解と民主化運動への支援を訴えるため、デモ行進を行います。

ご参加いただける場合は、アウンサンスーチーさんやビルマのTシャツ、バナー、アウンサンスーチーさんのマスクなどをお持ちいただき、私たちと一緒にデモ行進をしていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

*アウンサンスーチーさんのマスクはこちらからダウンロードできます。
 

●日 時:2009年8月23日(日)14時集合

●集合場所:恵比寿公園 (恵比寿駅西口徒歩3分)
        住所:渋谷区恵比寿西1-19-1 

▽地図
http://www.shibuyaku-town.com/photo/map.php?ai_id=0018756&icon=no


●スケジュール:
14:00 恵比寿公園集合(スピーチなど)
14:30~15:00頃 デモ行進スタート
*国連大学前を通って、16時頃明治公園到着、解散の予定。

●主 催:
在日ビルマ人民主化活動家 諸団体

●問合せ先
タンスエ 090-4964-9718
テッリン090-5526-5507
タウンミンウー 090-6040-8282
ミャットウ 080-3424-2759
ポーンミントゥン 090-4221-1988
ミンマウン 080-1126-3500
ミンスエ090-7247-6099
イェニェイン080-5070-0080

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2009年8月13日木曜日

★ミャンマー議連が談話を発表

超党派の国会議員で構成されるミャンマーの民主化を支援する議員連盟が、8月13日、アウンサンスーチーさんへの有罪判決をうけ、談話を発表いたしましたので、ご紹介いたします。

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アウン・サン・スー・チー氏に対する有罪判決についての談話


今般、国家防御法違反の罪に問われていたアウン・サン・スー・チー氏に対して、ミャンマーの特別法廷は、8日11日に禁固3年の有罪判決を言い渡した。その後、同政府は同女史を1年半の自宅軟禁にすることを発表した。

この有罪判決は、同氏の即時釈放を期待していた「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」をはじめ、民主化に取り組む国内外の期待を大きく裏切るものであり、極めて遺憾である。

今回の裁判は、審議も度々延期された上、情報公開も一部に留まり、短期間で結審するなど公平さや中立性を欠いている。また、今回の起訴そのものがミャンマー軍事政権によって画策された疑いが強いと言われている。

ノーベル平和賞の受賞者であるアウン・サン・スー・チー氏は1989年以降20年間のうち、13年以上も自宅軟禁下に置かれてきた。今年の5月には自宅軟禁から解放される直前であった同氏を逮捕・起訴したことは、2010年の総選挙に同氏を排除し、軍事政権の支配を維持しようとの意図があると言わざるを得ない。 

このような不当な手段で、民主化指導者であるアウン・サン・スー・チー氏を拘束し続けることは、民主化勢力との対話を拒み、民主化を求める国際社会の要求に逆行するものである。

「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」は、アウン・サン・スー・チー氏や全ての政治拘束者が釈放され、民主化勢力と軍事政権が実質的な対話を直ちに行い、すべての関係者が含む形で民主化プロセスが進展されるように、日本政府や内外の関係者に強く働きかけていく。


2009年8月13日

「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」


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2009年8月12日水曜日

★【ご報告】21年目の8月8日に1,300人がデモ行進

ビルマ民主化運動21周年にあたる8月8日、東京では、在日ビルマ人民主化活動家のみなさんや、ビルマの民主化を応援する日本の団体、個人の方など、1,300人以上がデモ行進をし、ビルマの自由と民主化の実現を訴えました。参加者は、アウンサンスーチーさんのマスクを手に、「アウンサンスーチーさんと全ての政治囚の釈放を!」「日本政府はビルマ軍政に今以上に圧力を!」と力強くシュプレヒコールを挙げました。

(Photo 写真すべて)山本宗補 Yamamoto Munesuke・無断転載禁止












2009年8月11日火曜日

★アウンサンスーチーさんに有罪判決

プレスリリース
アウンサンスーチー氏有罪判決は不当 日本政府は国際社会と連携して実質的な行動を

ビルマ市民フォーラム 及び ビルマ情報ネットワーク


(2009年8月11日、東京)本日、ビルマ(ミャンマー)の民主化指導者でノーベル平和賞受賞者のアウンサンスーチー氏に禁固3年の有罪判決が宣告された(直後に1年半の自宅軟禁に減刑)。アウンサンスーチー氏は、過去19年間のうち13年間を自宅軟禁下に置かれてきた。今回の有罪判決は、この状態をさらに長引かせ、アウンサンスーチー氏の自由を奪い続けるまったく不当なものだ。アウンサンスーチー氏はこの困難な状況に、品位を失うことなく立ち向かっている。わたしたちはこうした氏の闘いに深い敬意を表明すると同時に、日本政府に毅然とした対応を求める。

今回の判決は、米国人男性がアウンサンスーチー氏宅に侵入したことを口実としてビルマの軍事政権(国家平和発展評議会=SPDC)がアウンサンスーチー氏を起訴したことによる。軍政は来年2010年に、一方的に起草した新憲法に基づいた総選挙の実施を計画している。この点についてビルマ市民フォーラム代表の永井浩は「総選挙での『勝利』を確実にするため、国民の支持を集めるアウンサンスーチー氏の拘束を続けたいという思惑が働いたのは明らかだ。アウンサンスーチー氏を始めとした政治囚が自由の身になり、民主化改革のプロセスに参加できない限り、ビルマの国民和解は進まない」と述べた。

今回の訴追を通じて改めて露呈したのは、ビルマ軍政には真の民主化に向けた歩みを進める意欲が完全に欠如しているという事実にほかならない。世界中の支援団体が呼びかけているように、今こそ国際社会がひとつになり、実質的な行動によってビルマ軍政に応じるべきだ。具体的には、国際的な武器禁輸措置や、軍政が犯しているとされる人道に対する罪についての国際調査委員会の設置などが必要だ。

日本は民主主義国家として、またビルマへの主要な支援国として、同国の現状に重い責任を負う。しかし政府の対応は不十分だ。中曽根弘文外相はたしかに懸念を表明しているが、その表現はきわめて穏やかだ。驚くべきことに「〔訴追は〕国内の司法プロセスの問題ではある」「(アウンサンスーチー氏への)医師・弁護士の提供や外交団による(裁判の)傍聴などの努力は評価する」といった発言まで存在する。判決の一週間前には3.5億円の無償資金協力の供与も約束した。こうした日本政府の姿勢について、根本敬・上智大学外国語学部教授は「あまりに間接的で穏健にすぎる表明だ。これでは軍政に対する抗議とはいえず、日本の姿勢を逆に誤解させることになりかねない」と語る。

ビルマ情報ネットワークのディレクターで米国弁護士の秋元由紀は「ビルマ軍政は天然ガスの輸出により多額の収入を得ているのに、国民の福祉を充実させず、予算の多くを武器の輸入や国軍の増強に充てている。その武力はもっぱらビルマ国民、特に少数民族住民に対して使用される。日本は軍政のこうした行動を正視し、軍政が自国民をこれ以上傷つけるのを防ぐためにも、人道に対する罪についての調査委員会の設置や、武器禁輸措置の採択に向けて、国連安保理内でリーダーシップを発揮してほしい」と述べる。

アウンサンスーチー氏はかつて「皆さんの自由を、私たちが自由になれるように行使してください」と言った。わたしたちは、日本政府がビルマの人びとの側に立つ、本当の意味での支援国になることを求める。

以上



【スーチー氏起訴後の主な日本政府の発表】

●外務報道官談話 アウン・サン・スー・チー女史に対する訴追について(5月15日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/21/dga_0515.html「深い懸念を持って現状を注視している、…民主化が全ての関係者が参加する形で進められ、2010年の総選挙が国際社会から評価されるものとなることを期待する」

●日ミャンマー外相電話会談(5月18日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/21/5/1191908_1097.html「(訴追は)2010年に実施が予定されている総選挙に対する関係国の評価に大きな影響を与えるものであり深く懸念している・・・国内の司法プロセスの問題ではあるものの、このような国際社会の声を踏まえ適切に対応してほしい・・・国際社会に祝福されるような形で・・・民主化プロセスが進むことを期待する」

●日ミャンマー外相会談(概要)(5月25日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/g_nakasone/vietnam_09/0905jm_gk.html
「深く懸念している、・・・(訴追は)司法の問題であることは理解するし、また医師・弁護士の提供や外交団による傍聴などの努力は評価するが、判決によっては国際社会から厳しい批判・反応が予想される、・・・民主化が、すべての関係者が参加し、国際社会から祝福されるような形で進むことを期待している」

●「V4+日本」外相会合共同プレス・ステートメント(仮訳)(5月25日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/europe/v4+1/0905_gk.html
「外相は、2010年に予定される選挙が、ミャンマーのすべての当時者の間の包括的な対話を基礎としたものであれば、国際的に歓迎されるであろうことを指摘した。この文脈で、・・・アウン・サン・スーチー女史を含む政治犯及び政治的収監者を釈放するよう呼びかけた。外相は、・・・ミャンマー政府に対して、国民和解及び経済・社会開発を実現するために、全ての当事者を巻き込んだプロセスを慫慂した。外相は、ミャンマーによる実質的な政治的進展に対しては、前向きに反応する用意があることを確認した。」

●麻生総理大臣とブラウン英首相の電話会談(5月28日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_aso/p_uk_0905.html「(訴追に)深い懸念を持って注視している、今は重要な時期であるので適切に行動すべきである、国際社会に祝福されるような形で同国の民主化プロセスが進むことを期待する、と(ニャンウィン外相に)直接伝えた・・・国際社会の一致した対応が重要であり、英国と緊密に連絡を取っていきたい。」

●日ミャンマー外相会談(概要)(7月22日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kinkyu/2/20090722_211604.html
「国際社会との関係で、今は、ミャンマーにとって極めて重要な時期である。そのようなことを踏まえ、アウン・サン・スー・チー女史の裁判については適切に対応することを期待する。」

●無償資金協力案件 人材育成奨学計画(7月24日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/21/7/1194255_1102.html
若手行政官25人が日本の大学に留学する学費等として3億4,800万円を供与する交換公文に署名。



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以下、アウンサンスーチーさん有罪判決に関する報道の一部です。

PFB事務局


スー・チーさん無罪と抗議 在日ミャンマー人200人
 共同通信 8月11日19時01分

スー・チーさん、自宅軟禁1年半に 軍政が判決後減刑
 asahi.com 8月11日15時39分

スー・チー氏に禁固3年の有罪判決、その後軍事政権が減刑
 ロイター 8月 11日 16時28分

スー・チーさんに自宅軟禁1年6月=身柄拘束、さらに長期化へ-ミャンマー
 時事 2009年8月11日15時46分

スー・チーさんに有罪判決 減刑で1年半の自宅軟禁
 共同通信 8月11日16時19分


▼スーチーさんの軟禁継続 市民団体が「日本政府はビルマ民主化へ国際社会との連携を」
 日刊ベリタ 2009年08月12日08時49分掲載  
ビルマ(ミャンマー)の民主化運動指導者アウンサンスーチーさんに対して、軍事政権が11日、さらに1年半の自宅軟禁を命じたことに国際的な批判が高まっている。日本では、在日ビルマ人ら約300人が東京都品川区のミャンマー大使館前で、スーチーさんの写真を掲げて不当判決に抗議し、スーチーさんら2100人の政治犯の即時解放を求めるシュプレヒコールを繰り返した。またビルマ市民フォーラムとビルマ情報ネットワークの両市民団体は、判決は不当とし、「ビルマの民主化にむけて日本政府は国際社会と連携して実質的な行動を起こすべきだ」とするプレスリリースを発表した。(ベリタ編集部) 
つづきはこちら


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2009年8月10日月曜日

★明日、スーチーさん判決予定 抗議集会のお知らせ

米国人を無断で自宅に泊めたとして、国家防御法違反の罪に問われている、ビルマの民主化指導者アウンサンスーチーさんの裁判につき、明日、8月11日(火)判決が言い渡される予定です。

これを受けて、在日ビルマ人の民主化活動家の皆さんは、アウンサンスーチーさんの不当起訴への抗議と早期釈放、そして民主化に向けた対話を開始するよう求め、下記の通り抗議行動を行いますので、在日ビルマ人に代わってお知らせいたします。

PFB事務局 宮澤

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ビルマ(ミャンマー):アウンサンスーチーさんの裁判・明日、判決言い渡しを受けて
在日ビルマ人民主化活動家、ビルマ大使館前・抗議行動のお知らせ

“アウンサンスーチーさんは無罪!
軍政はスーチーさんを含むすべての政治囚の釈放し、全ての関係者を含め民主化に向けて対話を!“

●日時:8月11日(火)13:00~16:00

●場所:在日ビルマ(ミャンマー)大使館前
アクセス:東京都品川区北品川4-8-26
JR「品川」駅 高輪口から徒歩15分、京急「北品川」駅から徒歩3分

●参加者:
在日ビルマ人共同行動実行委員会(JAC)ほか在日ビルマ人の民主化活動家の皆さん

★万が一、判決言い渡しが再度延期された場合は、抗議行動への参加人数は少なくなることが予想されますが、予定時間通り実施します。

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★PFB声明 21年目の「8月8日」

私たちビルマ市民フォーラムは、ビルマの民主化運動21周年記念日である本日8月8日、以下の声明「21年目の「8月8日」- 日本政府はビルマの民主化へ向け国際社会との団結を強化せよ」を発表いたします。


ビルマ市民フォーラム
代   表 永井 浩
事務局長 渡辺 彰悟


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     声 明
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21年目の「8月8日」-- 日本政府はビルマの民主化へ向け国際社会との団結を強化せよ


2009年8月8日
ビルマ市民フォーラム


今から21年前の1988年8月8日、ビルマの民主化要求運動はビルマ全国各地で最大規模の盛り上がりを見せた。しかしながら、同年9月18日、軍はクーデターにより全権を掌握。無差別発砲により3,000人以上の市民を殺害した。

本日、私たちは、ビルマにおける人権と民主主義の獲得のために多大なる犠牲を払い勇敢に立ち向かった多くのビルマの人々に敬意を表し、その勇気を称え、ここ日本の地からビルマの民主化運動により一層連帯する決意をあらたに表明するものである。

この21年間、ビルマ軍事政権は独裁体制を強化し武力でもって国民を弾圧しつづけてきた。軍政は天然資源からの多大な外貨収入を得ている傍ら、民主化を求める声を徹底的に弾圧し、非ビルマ民族を攻撃し、強制移住や強制労働を課している。その結果、多くの難民や麻薬取引、人身売買などといった地域の人間の安全保障への様々な脅威を増加させてきた。

ビルマの国民はこうした悪政に耐え兼ね、2007年秋、僧侶を中心に何十万人もの人々がビルマの平和と自由・人権を求めデモ行進をしたが、軍政は再び武力でこれを弾圧した。今、軍政は一方的に起草した新憲法を国民投票により「92.4%の賛成票をもって承認された」と発表し、この軍政主導の『憲法』に沿って2010年に総選挙を実施し、自らの「正当性」を確保しようとしている。

現在ビルマには2,100人以上の政治囚がおり、その多くは激しい拷問を受けている。非ビルマ民族が多く住むビルマ東部では過去15年間で3,300以上の村々がビルマ軍により破壊され、その結果、100万人以上の人々が国内避難民となり、約15万人がタイ・ビルマ国境の難民キャンプでの生活を強いられている。今年の5~6月にはビルマ軍はさらにビルマ東部カレン民族への攻撃を強め、新たに4,000人以上の人々が家を失っている。

先日のアウンサンスーチー氏の不当逮捕と判決言い渡しの延期は、ビルマにおいて法の支配が完全に欠如していることを露呈し、また何よりも軍政が民主主義と国民和解を希求する人々を裏切りつづけている証拠に他ならない。

この21年もの間、日本政府は、ビルマ国民を苦しめ抑圧し続けてきた軍事政権を基本的に支援し続けてきた。しかし、日本政府のビルマ政策が奏功していないことは明白であって、ビルマの人々の生活は日々悪化するばかりである。日本政府は、ここに、重大な責任があることを改めて真摯に受け止めるべきである。

今回、ビルマ軍政は北朝鮮、ロシアとの軍事交流を深めており、それはミサイルや核開発技術の移転にまで及んでいることが明らかになった。

かかる事態を踏まえて、国連安全保障理事会の非常任理事国である日本政府は、ビルマ軍政が今やアジア地域全体への脅威となっていることを深く憂慮し、世界で唯一の被爆国としてこの事態を深く受け止め、断固とした態度で対処するべきである。そして軍政が真の民主化への歩みを進めないならば、国際的な武器禁輸や軍政幹部を対象とした金融措置など具体的な方法を用いて国際社会の一致団結をリードし、イニシアチブを発揮するべきである。

国際社会は、情勢の改善に向けて今こそ団結して実質的な行動をとるべきである。もうこれ以上、民主化運動の下で尊い命が奪われる事がないように、強く要請する。

以上


追記)

ビルマ市民フォーラムは1996年12月に結成された市民団体で、ビルマ(ミャンマー)における人権の確立と民主化の推進を目標に、国内在住のビルマ人(難民および難民申請者を数多く含む)、ならびにこの問題に関心を有する多くの日本人と共に、さまざまな活動を続けています。

2009年8月5日水曜日

★21年目の8月8日 ビルマ民主化運動記念デモ行進のお知らせ


21年目の8月8日
8888ビルマ民主化運動記念デモ行進のお知らせ(東京)
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ビルマの民主化のために、私たちとともに手を携えて、デモ行進をしよう!


 (C)Yamamoto Munesuke

■日 時:2009年8月8日(土)

■集合場所: 東京・五反田南公園(JR五反田駅から徒歩3分)

■スケジュール: 午後2時    集合
        午後2時15分~ 集会(スピーチなど)
        午後3時    デモ行進スタート

■行 程:五反田南公園から在日ビルマ大使館前を通り品川駅近辺まで
   (40分~60分程)

■主 催:在日ビルマ人共同実行委員会(JAC)ほか
    在日ビルマ民主化活動家のみなさん

■詳細問合(日本語可):
Ko Than Swe - 090-4964-9718
Ko Hla Aye Maung -090-2525-1966
Ko Kyaw Kyaw Soe - 090-6031-4394
Ko Ko Aung - 090-1506-2893
Ko Mai Kyaw Oo - 03-5960-4440

ビルマにおける軍事独裁主義を打倒するために、民主主義のために、学生や僧侶、国民全員が参加した「8888ビルマ民主化運動」が2009年8月8日、21周年目を迎えます。
私たち学生や僧侶、国民全体が闘争に加わり1988年8月8日に起きた8888民主化運動では、ビルマ社会主義計画党の軍事独裁者らによる虐殺行為にもかかわらず、私たちは一党独裁制を打倒しました。
しかしながら国民全員が待ち望んでいる真の民主主義はまだ実現しておりません。8888民主化運動のなかで命を落とされた勇敢な人々、運動の代価となった数々の負傷や流血、軍靴の下からの解放、国民の願い・・・これらのための闘争はまだ終わっていません。
私たちの闘争を支援してくれた、支援してくれている、各国際機関・団体や個々人の皆さんに改めてここに感謝の意を表するものです。今後ともビルマの民主主義獲得のために、皆さんが輪になって支援してくださいますよう、お願い申し上げます。


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★アウンサンスーチーさんのマスクをもって是非ご参加ください。マスクはこちらからダウンロードできます。
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2009年8月4日火曜日

★8月8日はビルマの日!スーチーさんのマスクでデモに参加を!

~8月8日はビルマの日!アウンサンスーチーさんのマスクを持って、デモ行進に参加を!~

(c)Yamamoto Munesuke

アジア・太平洋地域の民主化支援団体の連合体であるビルマ・パートナーシップは、ビルマの民主化運動の象徴的な日である8月8日に、『アウンサンスーチーさんのマスクを手に、ビルマ民主化への支援をアピールしよう!』というグローバル・アクションを呼びかけています。

東京では、ビルマの皆さんがデモ行進を行います。
<<----8月8日(土)14時~@東京・五反田南公園>>



▼アウンサンスーチーさんのマスクはこちらからダウンロードできます。

*このマスクはビルマの民主化を長年応援しているロックバンドのU2が作成したもので、現在行われているヨーロッパツアーでアウンサンスーチーさんに捧げた曲"Walk On"演奏の際にも使われています。

→U2はウェブサイトでマスクをつけてビルマの民主化を応援しようと呼びかけています。(映像あり)

→アウンサンスーチーさんのマスクを持った世界各国からの“民主化サポート写真“はこちらからご覧いただけます。

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8月8日はビルマの民主化運動にとって、最も大切な一日です。


今から21年前の8月8日、ビルマの民主化要求運動は首都ヤンゴンのほかビルマ全国各地で最大規模の盛り上がりを見せました。しかしながら、9月、軍はクーデターと無差別発砲により3,000人以上の市民を殺害。今日もなお、国民が心から願う「民主化」は実現していません。

今この瞬間も、民主化を求め立ち上がった僧侶、活動家、サイクロン被災者の支援を行った人気コメディアンなど、計2,100人以上が政治囚として刑務所に収容されており、多くは激しい拷問を受けています。

また、過去15年間で少数民族が多く住むビルマ東部では3,300以上の村々がビルマ軍により破壊されました。
その結果、100万以上の人々が国内避難民となり、約15万人がタイ・ビルマ国境の難民キャンプでの生活を強いられています。今年の5~6月にはビルマ軍はさらにビルマ東部カレン民族への攻撃を強め、新たに4,000人以上の人々が家を失いました。現在もその状況は悪化するばかりです。

国際社会はこうしたビルマの状況を黙って見ていて良いのでしょうか。今すぐアウンサンスーチーさんを含む全ての政治囚が釈放され、民主化勢力と少数民族代表者ら全ての関係者を含めた対話の実現が何よりも必要です。

1988年からの21年間、ビルマの民主化運動に命を捧げた多くの人々、現在も国内で闘い続ける人々を称え、また強くビルマの民主化を求めて、東京では、在日ビルマ人の皆さんが例年通り、デモ行進を行います。


ぜひ皆さんもアウンサンスーチーさんのマスクを持って、デモに参加してください!

私たちが、ビルマの民主化を応援していること。
アウンサンスーチーさんを応援していること。
日本政府は軍政を支援するのではなく、ビルマの人々の側に立ち、人々が本当に望んでいる『民主化』の促進を支援するべきだということを・・・。


私たちの声はきっとビルマにも届きます。
8月8日、アウンサンスーチーさんのマスクを手に、一緒に声をあげましょう!

(在日ビルマ人の皆さんも、もちろんスーチーさんのマスクを準備中です!)



ビルマ市民フォーラム
事務局 宮澤

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★デモ行進への参加でなくとも、みなさんの参加可能な形でこの大切な一日を通じてビルマ民主化への応援、グリーバル・アクションへの参加を、ぜひお願いします!

PFB事務局 宮澤

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▼アウンサンスーチーさんのマスクを持って写真を撮りPFBに送る
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みなさんの撮った写真をPFBまで送ってください!

アウンサンスーチーさんやビルマ民主化への応援メッセージを一言添えてくれたら嬉しいです♪
 → 送付先: pfb.japan96@gmail.com

(ブログ・ウェブサイトに掲載させていただく場合がございます。)

▼アウンサンスーチーさんのマスクはこちらからダウンロードできます。
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▼Tシャツを買ってビルマの民主化を応援する
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http://www.cataloghouse.co.jp/cat_order/tsuhan/burma/index.html

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▼ビルマ・サイクロン「ナルギス」被災者支援
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①チャリティーCDを買って被災者支援する
 http://freeaungsansuukyi.blogspot.com/ 

②支援金を送る

*ゆうちょ銀行からお振込の場合
郵便振替  
加入者名:PFB-ビルマ・サイクロン被災者支援基金  
記号:00160 番号:336613

*他の金融機関からお振込の場合
銀行名:ゆうちょ銀行
預金種目:当座
口座番号:0336613
氏名:PFB-ビルマ・サイクロン被災者支援基金 
(ピーエフビービルマサイクロンヒサイシャシエンキキン)

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▼資金面でビルマ市民フォーラムの活動を支援する
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郵便振替口座名/番号
ビルマ市民フォーラム:00110-6-729698

*会員大募集中です。ぜひ私たちの活動をサポートしてください!
年会費3000円
お名前、ご住所、電話番号をご明記の上、pfb@izumibashi-law.netへ
ご連絡ください。

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▼8月8日のことをもっと知る
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●「勝って平和な国に帰ろう」 
民主化蜂起20周年、ビルマ人活動家が団結と日本の支援を訴える
2008年8月8日 日刊ベリタ

ビルマ(ミャンマー)の民主化蜂起から20周年の8月8日、在日ビルマ人と
支援者ら約千人が東京・品川区でミャンマー大使館への抗議デモをおこなった。
翌9日には、同国の民主化を支援する諸団体の連合体、ビルマ・パートナーシップ
(本部、タイ・チェンマイ)のコーディネーター、キンオーンマーさんが都内の集会
(主催・ビルマ市民フォーラム)で講演、自らの体験を振り返りながら祖国の
現状と民主化へのおもいを語った。彼女は、「この20年間に民主化が実現
できなかったことに失望・落胆する必要はない」と述べ、「正義の闘い」の
勝利をめざして在日ビルマ人が結束するとともに日本の人々が粘り強い
支援をしてほしいと訴えた。(永井浩) 
つづく>>


●シュエバ(田辺寿夫)「14年目の8月8日」 2002年8月


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▼アウンサンスーチーさんの裁判の判決言い渡しが延期された7月31日。フィリピンでもアウンサンスーチーさんのマスクを持って抗議行動が行われました。(C)IID