2010年3月16日火曜日

★【イベント案内】「逃げ続ける難民たちの声~タイ・ビルマ(ミャンマー)国境訪問報告会」(31日、文京シビックセンター区民会議室)

イギリスから、ベネディクト(ベン)・ロジャーズさんを招き、ビルマ情報ネットワークと共に、報告会を開催いたします。ロジャーズさんと秋元さん、お2人のビルマ専門家から、ビルマの最新情勢をたっぷりとお話いただきます。貴重な機会です。ぜひお越しください!

事務局  宮澤


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― 逃げ続ける難民たちの声 ―タイ・ビルマ(ミャンマー)国境訪問報告会
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2010.3.31(水)18:30~ 於:文京シビックセンター区民会議室
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<報告者>
ベネディクト(ベン)・ロジャーズ

(クリスチャン・ソリダリティ・ワールドワイド政策提言担当オフィサー、英国保守党人権委員会副議長)

秋元 由紀
(米国弁護士、ビルマ情報ネットワーク)


ビルマ(ミャンマー)に対する国際社会の関心は、軍事政権が今年2010年に予定している総選挙に集中している。しかしその一方で同国東部の紛争地域の状況は一向に改善していない。この地域では1996年以降国軍の攻撃により3,500以上の村が破壊され、2008年8月から2009年7月までの1年間だけでも7万5,000人が家を追われた。しかし外部の人間が、正規のルートで東部の紛争地帯を訪れ、実情を調査することはできない。そこで、今年2月、日英の若手専門家2人がタイ・ビルマ国境を訪れ、戦闘や焼き討ち、強制労働などを逃れてタイに来た人たちの聞き取り調査を行った。

「逃げなければならなかった。何度も何度も、です。[ビルマ軍]のためのポーター(荷物運搬)を何度もやりました。今までずっと逃げてきた。これが私の人生です。」

国境を越えたビルマ側は、戦闘が散発する危険な地域。地雷の破裂音をすぐ近くに聞きながら、夜中に懐中電灯もつけずに検問所を避けて走り、ようやく会えた難民たちの証言の数々。ビルマ東部での大規模な人権侵害は「人道に対する罪」にあたるのではないか?メディアでは伝わらないビルマ国内の真実の声を2人のビルマ専門家がみなさんに届けます。

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■日 時:2010年3月31日(水) 
     午後6時30分~午後9時(6時15分開場)


■会 場:文京シビックセンター区民会議室 
    (文京シビックセンター内、4階 会議室A)


*アクセス:東京都文京区春日1-16-21(Tel:03-5803-1100)

*最寄駅:
・東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅>4bまたは5番出口【徒歩3分】
・都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅(文京シビックセンター前)>文京シビックセンター連絡通路【徒歩3分】
・JR中央・総武線 水道橋駅>【徒歩10分】

■定 員:30名
■資料代:500円(参加申込 不要)
■主 催:ビルマ情報ネットワーク、ビルマ市民フォーラム
■問合せ:ビルマ市民フォーラム事務局 Tel:03-5312-4817


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■報告者プロフィール
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▼ベネディクト(ベン)・ロジャーズ
クリスチャン・ソリダリティ・ワールドワイド(CSW)東アジアチームリーダー(ビルマ、北朝鮮、インドネシア担当)、英国保守党人権委員会副議長 

ビルマ(ミャンマー)の民族地域の状況に詳しい。現地への訪問回数は数十回におよび(最近では今年2月)、大量の難民・国内避難民が生まれる背景について調査・報告を行ってきた。英米の議会関係者や国連に豊富な人脈を持ち、英国議会議員や英国外務省、EU、国連人権理事会、米国議会議員などに現地調査を元にした最新情報の提供を行っている。


▼秋元 由紀
米国弁護士、ビルマ情報ネットワークのディレクター

米ニューヨーク州の弁護士資格を取得後、海外での営業活動を通じて起きた人権侵害について企業の責任を問うユノカル(現シェブロン)訴訟などの原告弁護団に参加。現在はビルマに関する情報提供・調査・提言を行うビルマ情報ネットワークを運営。ビルマ問題に長年携わって培った経験や国際的な人脈を活かし、ビルマの
民主化や人権状況の改善のための国境を越えた動きに日本の議員や市民が参加できるよう、日々活動している。

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【参 考】
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▼ビルマ情報ネットワーク 
2010年2月 タイ・ビルマ国境地域訪問報告書

▼ウォールストリート・ジャーナル(寄稿) 2009年9月23日
ベネディクト・ロジャーズ(CSW)、秋元由紀(ビルマ情報ネットワーク)
「鳩山新政権誕生、日本のビルマ政策は見直しの好機」(日本語)
原文(英語)

2010年3月10日水曜日

★ビルマ人権デー 講演会のお知らせ

在日ビルマ人民主化活動家のみなさんより、ビルマ人権の日にあたって開催する講演会のお知らせをいただきました。当フォーラムからは、事務局長の渡辺彰悟が「ミャンマー軍事政権の人権侵害によって増え続けている避難民と難民の状況」をテーマにお話する予定です。

事前申込み不要、どなたでも参加できるそうです。ぜひご参加ください。

(本件に関するお問合せは、ビルマ日本事務所(電話03-5296-3010)までお願いいたします。)

ビルマ市民フォーラム
事務局  宮澤


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ビルマ人権デー講演会開催のお知らせ
                       
2010年3月9日
                
3月13日は、ビルマ人権デーです。22年前のこの日、ビルマ国内において、ヤンゴン工科大学の学生一人が、治安部隊によって殺害されました。その事件が発端となり、反政府、反体制運動が、ビルマ全土に拡大し、1988年8月8日のゼネストにつながりました。以来、3月13日は、ビルマ人にとって、民主化運動を象徴する日となっています。

今回、私たちは、いまなお、ビルマ政府によって行われている言論弾圧や強制労働など国民に対する人権侵害について、日本の方に理解してもらおうと、講演会を企画しました。当日は、ビルマ国内の問題にさまざまな協力を続けてくださっている日本の団体やビルマ人から、それぞれの活動報告や今後の取り組みについての提案などをしていただく予定です。

これらの内容をもとに、ビルマの人権状況の改善に向けての活動のあり方など、日本人、ビルマ人が話し合い、一緒に考える機会にできれば、と考えています。大勢の方のご参加をお待ちしています。


●日時:3月14日(日曜日)午後1時半~3時半
●場所:総評会館 3階
 日本労働組合総連合会(連合)
 東京都千代田区神田駿河台3丁目2-11
アクセス:
● 地下鉄
丸ノ内線/新宿線をご利用の方は地下道を通り、千代田線方面へ
東京メトロ 千代田線  新御茶ノ水駅  B3出口 (徒歩0分)
東京メトロ 丸ノ内線  淡路町駅  B3出口 ※ (B3出口まで徒歩5分)
都営地下鉄 新宿線  小川町駅  B3出口 ※ (B3出口まで徒歩3分)
※B3a出口は、違う方向へ出ますのでご注意ください。

● JR
JR中央線・総武線  御茶ノ水駅  聖橋口 (徒歩5分)


●参加:申込不要 無料
●主催:在日ビルマ人民主化活動家有志
●共催:日本労働組合総連合会(連合) 
●問い合わせ:ビルマ日本事務所(電話03-5296-3010)



【ビルマ人権デー講演会プログラム】

①午後1時30分 主催者挨拶

②同1時35分~50分 
 土井 香苗(ヒューマン・ライツ・ウォッチ 東京ディレクター/弁護士)
「ミャンマー軍事政権の人権問題と国際刑事裁判所への提訴の可能性」

③同1時50分~2時05分
 熊澤 新((社)アムネスティ・インターナショナル日本、 ビルマ・チーム/行政書士)
「 世界人権宣言を守っていないミャンマー 軍事政権の人権問題 」

④同2時05分~20分
 矢花 公平 ( ヒューマンライツ・ナウ/弁護士 )
「ミャンマー軍事政権によって不公正な裁判制度で弾圧されている民主化勢力と国民の状況」

⑤同2時20分~40分
SAI SI WAN(在日ビルマ連邦少数民族協議会(AUN)、議長 )
(日本語通訳付き)
「 軍事政権によって人権侵害されている少数民族の状況 」

⑥同2時40分~55分
渡辺 彰悟 ( ビルマ市民フォーラム、事務局長/弁護士 )
「ミャンマー軍事政権の人権侵害によって増え続けている避難民と難民の状況」

⑦同2時55分~3時10分
DR. AYE CHAN(神田外語大学国際言語文化学科、教授)
「人権を守っている民主化活動家と現在ビルマの政治情勢」

⑧同3時10分~30分
U KYAW KYAW SOE(ビルマ民主化同盟、議長)(日本語通訳付き)
「2008年新憲法で実施する2010年総選挙後の国民の人権状況」

⑨アピール採択

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2010年3月8日月曜日

★「ビルマ人権の日」デモ行進のお知らせ(3/13.14:00-恵比寿公園)

 (c)Yamamoto Munesuke

3月13日(土)のビルマ人権の日にあたり、在日ビルマ人のみなさんより、東京でのアクションのお知らせをいただきました。ぜひご参加ください。


PFB事務局  宮澤

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『ビルマ人権の日』デモ行進のご案内
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アウンサンスーチー氏、少数民族代表者、そしてすべての政治囚が釈放されない限り、 ビルマの2010年総選挙は認められない!

人権が保障されていない2008年新憲法と2010年総選挙はいらない !
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3月13日は「ビルマ人権の日」です。1988年、民主化を求めて多くの学生や市民が立ち上がったあの日から、22年の歳月が経とうとしています。しかし、ビルマでは今なお民主化勢力への弾圧がつづき、深刻な人権侵害が後を絶たない状況です。
在日ビルマ人のみなさんも、母国のこうした状況が一日もはやく改善されるよう、13日(土)に以下のアクションを行います。日本のみなさまも、ぜひご参加ください。


■日 時:2010年3月13日(土)  

■集合場所:恵比寿公園(JR恵比寿駅から徒歩10分)
 14:00~集合・集会
        スピーチ、ビルマの人権侵害のパフォーマンス等あり
 15:00~デモ行進出発→16:30(予定)明治公園にて解散

 
■主 催:在日ビルマ人共同実行委員会(JAC)
    (在日ビルマ民主化活動家のみなさん)
      090-4964-9718(日本語可)

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【ビルマ人権の日とは?】

 1988年3月ラングーン工科大(RIT)の学生と地元有力者の息子とが茶店で口論となり、この喧嘩を発端に学生によるデモ隊と治安警察が対立、警官は銃を持って学生らを弾圧しようとした。そして、この弾圧により銃撃された学生ポウンモー氏が命を落とし、その二日後にもう一人が死亡した。
 そのため、この事件をきっかけにこれまで溜め込んでいた政府への怒りが爆発、学生や大勢の市民によるデモが連日行われ、1988年8月8日(8888)の大暴動へとつながった。
 それ以来、民主化勢力は民主化運動の引き金となるこの象徴的な日を記念日として、「ビルマ人権の日」と呼んでいる。