2009年5月29日金曜日

★【ご報告】27日、在日ビルマ人スーチーさん釈放を求めデモ行進



アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)が大勝利をおさめた1990年5月の総選挙から19年目の記念日にあたる5月27日、在日ビルマ人のみなさんや民主化を応援する日本人約650人が都内をデモ行進を行いました。「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」やPFBのほか、連合やNGOなど日本の支援団体も参加しました。デモ行進の列が外務省の前にさしかかると、「日本政府は2010年の総選挙の実施を支持しないでください!」「スーチーさんと政治囚を釈放するようもっと強く働きかけてください!」というシュプレヒコールの声が一段と強くなりました。(写真:PFB事務局)

「日本のみなさん一人ひとりにも、ビルマの本当の姿を知ってほしい。そして、今、刑務所に収容されている私たちのリーダーや友達に代わって、政府に訴えてほしいのです。」
明日30日は、今日まで続くアウンサンスーチーさんの3度目の自宅軟禁のきっかけとなったディペーイン事件から6年目にあたります。明日も、在日ビルマ人のみなさんはスーチー氏の釈放を求めビルマ大使館前で抗議行動を行います(15時~17時)。 ご都合のつく方は、ぜひご参加ください。


27日、緊急集会/デモ行進の実施団体がアピールを出しましたので、以下、紹介させていただきます。

メディア報道:
産経ニュース
「スー・チーさん釈放を」 在日ミャンマー人がデモ(2009.5.27)

関連写真

PFB事務局  宮澤


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【集会アピール】2007.5.27
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
集会アピール
 ビルマ軍事政権は、民主化運動指導者であるアウン・サン・スー・チー氏を国家防御法違反の罪で起訴した。現在、特別法廷で裁判が続けられており、今週中にも最長5年の禁固刑が言い渡される可能性が高まっている。
 このように緊迫した情勢下、本日、ビルマ国民民主連盟(NLD)日本支部をはじめとする在日ビルマ人団体、ビルマの民主化を支援する団体等が結集した。アウン・サン・スー・チー氏の軟禁期限が近づくなかで、軍政が突然同氏を起訴したことは、単にビルマ国内法上の問題にとどまらず、国際的にも重大な事態である。今回の事態に対し、早期の解決に向け一致した取り組みが国際社会に求められている。
 私たちは、ビルマ軍事政権に対し、アウン・サン・スー・チー氏と少数民族を含む全ての政治囚を即時釈放するよう、強く訴える。これが、ビルマの民主化を実現するための第一歩である。同時に、国際社会のなかで果たすべき日本政府の役割は極めて大きい。
 私たちは、ビルマ軍事政権および日本政府に対し、以下のことを求めるとともに、引き続き、ビルマの民主化を早期に実現するために連携した取り組みを進めていく。



1.ビルマ軍事政権は、アウン・サン・スー・チー氏と少数民族を含む全ての政治囚を即時釈放すること。
2.ビルマ軍事政権は、1990年の総選挙結果を尊重すること。
3.ビルマ軍事政権は、民主化勢力、少数民族との三者間で、2008年の憲法も含めた話し合いを進め、国民的和解をはかること。
4.日本政府は、中国、ASEAN諸国政府などと連携しながらEUのようにビルマ民主化実現に向けた特使を派遣すること。
5.日本政府は、ビルマ軍事政権に対し、日本人ジャーナリスト・長井健司氏殺害事件の全容解明、関係者の処分などを求めること。


以上、アピールする。



2009年5月27日
「アウン・サン・スー・チー氏並びにビルマ政治活動家の即時釈放を求める緊急行動」
ビルマ国民民主連盟(NLD)日本支部
日本労働組合総連合会(連合)
ビルマ市民フォーラム
アムネスティー・インターナショナル日本
アーユス仏教国際協力ネットワーク
ヒューマンライツ・ナウ
ミャンマーの民主化を支援する議員連盟